Inspection Manager
InspectionManagerは、リスト形式で画像処理ロジックを構築できる、User I/Fを備えたライブラリです。
アプリケーションの一部として組み込めば、アプリケーションから自由に画像処理ロジックの構築・変更が可能です。
IMLauncher.exeを使用すれば、単体でも起動可能ですので、アプリケーション組込前などのロジック検証に役立ちます。
画像処理のライブラリとしては、Matrox社製のMILを使用します。
また、MILライブラリを包括したライブラリ MIL ASSISTANT を使用しています。
MIL ASSISTANT には、オリジナル画像処理ロジックが豊富に組み込まれており、InspectionManagerから使用することができます。
画像処理メモリの管理についてはMIL ASSISTANTが一括管理しておりますので、ユーザーは必要最低限のメモリ情報をiniファイルに記述するだけで、コーディングの必要はありません。画像処理ごとに必要なテンポラリメモリ管理もMIL ASSISTANTが 行っていますので、ユーザーは画像処理ロジックの検証だけに専念できます。
【必須コンポーネント】Matrox Imaging Library 10 以上
【動作 OS】Windows10、Windows11
処理項目 | 処理内容 |
---|---|
画像入力 | カメラやファイルから指定メモリに画像を取り込みます。 |
イベント待ち | 外部デバイスとの同期をとります。 |
処理ステップ移動 | 設定した条件を基に、指定した処理ステップへ移動します。 |
画像補正 | シェーディング補正/キャリブレーション補正を行います。 |
画像合成/分割 | 複数画像の画像合成や画像分割、複数画像の演算を行います。 |
画像クリア | 選択した画像メモリをクリアします。 |
検査領域設定 | この処理以降の処理で対象となる領域を指定します。 |
マスク設定 | 2値画像を作画します。 |
位置補正 | エッジ検出/傾き補正/サーチ位置補正を行います。 |
カラー抽出/グレー変換 | カラー画像からグレー画像に変換します。 |
輝度変換 | グレー画像から2値画像に変換、またはグレー画像の輝度変換を行います。 |
フィルター | フィルター処理をします。 |
演算/コピー | 画像間演算処理します。 |
幾何学変換 | 画像の幾何学変換を行います。 |
マッチング | マッチング処理を行います。 |
ムラ/パターン検査 | ムラ抽出処理を行います。 |
粒子削除 | 直前の粒子解析結果にもとづいてBlobを削除します。 |
拡張コピー | 条件付きコピー 及び 切抜コピーを行います。 |
粒子解析 | 2値画像からBlobの抽出を行います。抽出条件を指定可能です。 |
エッジ計測 | エッジ計測を行います。 |
プロジェクション/プロファイル | プロジェクションやプロファイルデータを取得します。 |
ヒストグラム解析 | ヒストグラムデータを取得します。 |
コード読取 | コード読取/文字認識を行います。 |
サーチ | サーチ処理を行います。 |
ユーザー登録処理 | アプリケーションで実装したルーチンをコールします。 (IMLauncher.exe 単体での実行時には不使用) |
ユーザー登録値 | アプリケーションから参照する値を設定します。 (IMLauncher.exe 単体での実行時には不使用) |